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SCP 06F6とは、地球から見てうしかい座の方向に123億光年離れた位置で発見された天体または天文現象である〔〔。突然出現し消えた事から超新星かそれに類似する天文現象ではないかと考えられているが、正体は2012年現在でも不明である〔。 == 発見と観測の歴史 == SCP 06F6は、2006年2月21日に、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラのワイドフィールドチャネルでうしかい座の方向にある銀河団ClG J1432+3332(またはCL 1432.5+3332.8〔)付近を撮影中に発見された天体である〔。SCP 06F6 はClG J1432+3332の中で起こった天文現象である可能性があるが〔、地球からの距離は118億光年とSCP 06F6よりわずかに地球に近いため、ClG J1432+3332に所属する銀河で起こった現象ではないかもしれない〔。そして、SCP 06F6の位置に明確な銀河や恒星は発見されていない〔。 超新星宇宙計画による光度変化の観察では、SCP 06F6は約100日で視等級で21等級の明るさのピークに達し、同じくらいの時間をかけて暗くなっていった〔。 XMM-Newtonは2006年8月にSCP 06F6のX線による観測を行った結果、X線領域での明るさが通常の超新星爆発の100倍以上明るい事が分かった〔〔SCP06F6: A carbon-rich extragalactic transient at redshift z~0.14? ''arXiv'' 〕。 2009年にPTFは、SCP 06F6の赤方偏移が1.189であることを観測した。これは地球から123億光年離れた位置で発生した天文現象であることを示し、絶対等級は-23.5等級である事が分かる。これは最も明るい超新星であるSN 2005apに匹敵する、観測史上最も明るい天文現象の1つである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「SCP 06F6」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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